みなさん、こんにちは。
突然ですが、皆さんには自分自身の心について、ありのままに話せる相手はいるでしょうか?
すぐに誰かを思いつく方もいらっしゃると思いますが、なかなか思いつかない方も多いのではないでしょうか。
心の話をするというのは日常的に行うものではなりません。
そのため心理カウンセリングは非日常的な体験だと言われます。
というのも、日常生活では相手の心に配慮しながら接しないと関係が悪くなってしまうかもしれないからです。
もし、自分の心だけに注目し続けるコミュニケーションをしてしまったら、相手には自己中心的な人と映るでしょう。そうなることは多くの人は、できるだけ避けたいのではないでしょうか。
ですが、誰かと自分の心について話し合うというのは、とても多くのことをもたらします。
例えば、自分についての新しい気づきがあったり、話すことで心の傷が癒やされたり、感情のコントロールが上手になったり、と様々な恩恵がもたらされます。
私は色彩を学ぶこととカウンセリングは通ずるところがあると思っています。
色の名前を知らないと、微妙な色の違いを識別できないのと一緒で、心に関する言葉を知らないと、自分の内界で起きている感覚的な体験や感情的な体験を覚知できません。覚知できていないものは、当然コントロールもできず、折り合いの付け方もわからないのです。
また適切ではない言葉を、心に名付けてしまうと、今度は人にわかってもらえなかったり、共感してもらいにくかったりします。
また絵の具も適切な使い方をしないと、絵もかけません。きゃんばすからはみ出て飛び散った絵の具を、受け入れられる人は少ないでしょう。
心に名前をつける作業は、カウンセリングの始めた頃によく行われます。
他にも色々な心の作業があります。人の数だけあるでしょうし、人生のどの段階にいるかによっても変わるでしょう。
色々な心の作業をするために、ひとりひとりに担当の心理カウンセラーがいてもいいんじゃないかと思っています。
題にある"パーソナルカウンセラー"という言葉は私の造語なのですが、どんな人でもカウンセリングを使ってほしいという想いを込めて、題にしました。
少しでもカウンセリングを知っている方なら、「なんだそれって普通のカウンセリングじゃないか」と突っ込まれるかもしれません。
強いて言うなれば、長く同じカウンセラーにかかるのはどうでしょうか、という提案ができれば良いなと思っています。
人は渦中にいるときにはどんな気持ちになっているかわからなくなるときがあります。自覚するより先に衝動的に感情的な行動を取ってしまったりもします。
ひとりで悶々としていても、辛さだけが募ってゆくこともあります。そんなときは誰かにツラツラと話すだけでも心が軽くなったり、新たな気づきがあったりします。
また、話しているうちに自分の想いに気づき、決断する勇気が出てきたり、気持ちが整理できてきたりもします。
聞いてくれる相手がいるだけで、張り詰めていた心がフッと緩むことだってあります。
長い時間をかけてできあがったカウンセリング関係は、心の深い部分へ作用します(必ずとは言い切れないのが難しいですが…)
cocolo.onlineでは、心の不調から回復する事をお手伝いすることはもちろんですが、長い人生の中で悩める時や節目節目、なんだかしんどい時期に使っていただけるような、身近なカウンセリングを目指しています。
心理カウンセリングについて、
“あなたと私で、あなたの心について話す時間”と私は説明することがあります。
そして、その時間の対価にカウンセリング料金を頂いております。
カウンセリングは面接時間だけでなく、面接後に記録したり、会話を分析したり、時にはそれらをベテランのカウンセラーに相談したりしながら営まれていきます。そうすることで、安全性や信頼性を保ち続ける努力をするのですが、これは臨床心理学に基づいたカウンセリングでのお話になります。 今現在、お手軽に取れる○○カウンセラーや○○療法士などネット上ではたくさんの資格が発行されています。どんな資格を持っていても、人間性によるところも大きいのがカウンセリングの醍醐味でもあり怖いところなのですが、心の弱みに付け込んで、洗脳まがいのことをするカウンセラーや、過去のトラウマの治療と称して、とんでもない治療を行っている方もいるようです。 信頼関係が出来上がってしまうと、カウンセラーからの提案をなかなか拒否しにくくなったりすることもあります。
アパレルショップの店員さんとですら、楽しい会話をしたあとに服を勧められると、なんだか断りにくいと感じる方は案外多いのではないでしょうか。
カウンセリングと称して、聞きながら営利の方へ誘導する手法は、今やいたるところにありますね。社会的に許容される範囲から悪用と言わざる得ないものまで。
カウンセリングでてきた関係を営利目的に利用することは臨床心理士では禁止されています。あくまでカウンセリングを継続することにのみに力を注ぎます。(クライエントさんの為になると判断された場合は、信頼性のある研修や他機関へリファーすることもあります)
人生にはたくさんの節目があります。
それらを皆様と一緒に過ごせていけたらと思いますし、一期一会の縁もあるやもしれません。それはそれで、私はよいと思っています。糸と糸が交わった後、寄り添うこともあれば、交差したままのこともあるでしょう。 心が辛くてどうしようもない時、どうしようもない何かに苛まれた時、どうかその“どうしようもなさ”を分かち合わせてください。
“そうだ、cocolo.onlineに相談してみよう”と思い出してもらえたら幸いです。
もし思い出さなくても、信用に足る有資格者のカウンセラーをパーソナルカウンセラーには選んだほうがいい、ということは頭の片隅に覚えてもらえれば、幸いです。
私はいつでもあなたとお話できることを心待ちにしております。
(2022/05/16 加筆修正)
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